終活という言葉を聞いたことはありますか?ここでは、元気なうちに終活を始める必要性と、終活でやるべき6つのことを解説します。
あわせて、生前に自分のお葬式やお墓について考えておく大切さと、終活で得られる5つのメリットもまとめました。終活をいつ始めるか迷ったら、今この瞬間から始めましょう。
【目次】
人はいつか必ず亡くなります。やがてくる「その日」に遺された家族が困らないよう、終活はしておくべきです。
もし「まだ早い」「縁起でもない」と思ったとしても、その日はいつやってくるか分かりません。
さらに歳を重ねれば重ねるほど、終活は困難になります。後悔しながらその日を迎えないためにも、元気なうちから終活をしておくのはとても大切なのです。
終活でやることは、大きく以下の6つです。準備をする中でほかにもするべきことが出てくるかもしれませんが、まずは以下の順序で進めていきましょう。
1.エンディングノートを書く
まずは遺される家族に向けて、自分のことを書き残しておきましょう。エンディングノートに書く内容は個人情報や資産状況、各種サービスのIDとパスワードなど、遺された人たちに伝えたい自分の情報です。
ほかには延命治療の要否や臓器移植の意思、自分が亡くなったときに連絡してほしい人のリストなどをまとめておくことができます。日記を書くような軽い気持ちで、一度書いてみてはいかがでしょうか。
2.遺言書を作成する
人が亡くなったあと、遺産の相続で揉める家族は少なくありません。自分が亡くなったあとに家族が苦しい思いをしないよう、遺言書は前もって作成しておいてください。
3.家族と「もしものとき」の話をしておく
いつかくる別れの日にそなえて、家族の気持ちをまとめ、足並みをそろえておくことはとても大切です。縁起でもないと避けられがちな話題ですが、折を見てきちんと話し合っておきましょう。
4.持ち物や財産の整理をする
遺品整理は家族に大きな負担をかけます。自分の持ち物や財産の現状を把握し、遺された家族が見ても分かりやすいように整理しておくことが重要です。
5.断捨離をする
上記の整理を終えたあと、不要なものは思い切って処分しましょう。複数に分かれている銀行口座をひとつにまとめるのもおすすめです。
断捨離をしておけば、家族が遺品整理をする際の負担を最小限にできます。
6.残りの人生をどう過ごすか考える
最後に、残りの人生をどう生きたいか考えましょう。家族とどんな時間を過ごしたいか、行ってみたい場所はないか、終の棲家をどうするかなど、後悔なく人生を終えるための人生設計を立ててみてくださいね。
終活でしておきたいことはたくさんあります。続いては、やっておくとよりよい終活を3つまとめました。
1.葬儀の希望を伝える
お葬式は家族葬など小規模なものがいい、参列者は誰を呼んでほしいなど、葬儀に関する希望があれば家族に話しておきましょう。
葬儀社も決めておくと、葬儀の準備がよりスムーズになります。
2.お墓の希望を伝える
お墓が不要なら、家族にきちんと伝えておきましょう。近頃はお墓に入ることを望まず、樹木葬や自宅供養、散骨を望む方も少なくありません。
3.遺影を撮影しておく
お葬式のたいへんな準備のひとつに遺影選びがあります。自分が気に入っている服装や髪型、メイクで写真を撮影し、遺影としてあらかじめ家族に渡しておくのもおすすめの終活です。
葬儀に参列する方々が「あの人らしいね」と思わず微笑んでしまうような、あなたらしい写真を用意しておいてはいかがでしょうか。
終活は「いつかしよう」ではなく、できることを今から始めてください。終活には以下のメリットがあります。
終活をすることに抵抗感を抱く方は少なくないかもしれません。しかし、いつかくるその日のためにそなえておくことは、家族のためにもなります。
終活を進める上で、ご自身のお葬式についてお考えになる際には、加納会館へのご相談もご検討ください。
当社は豊中市、池田市、箕面市にて、大小さまざまなご葬儀のお手伝いをしています。お通夜やお葬式について分からないこと、気になることがあれば、どんな些細なことでもお問い合わせくださいませ。