現代の日本では、故人を火葬して弔うのが一般的です。今回は火葬の流れと当日必要なものを解説します。
火葬を行う際の決まりごとと、参列時に気をつけるべきこともまとめました。
【目次】
火葬は、お通夜と葬儀告別式を終えたあとに行われるケースが多いです。火葬場への持ち物と当日の流れは以下を参考にしてください。
■当日の持ち物
・火葬許可証
(死亡届の提出時に申請すると受け取れます。一連の手続きは葬儀社で代行可能です)
・位牌
・遺影
・骨壷や骨箱
・お茶やお茶菓子
(飲食物の持ち込みができない火葬場もあるため事前に確認しましょう)
・数珠
・ハンカチ
・心づけ ※詳細は後述します。
■火葬の流れ
1.出棺
遺族や葬儀社のスタッフがお棺をかつぎ、霊柩車へ乗せ、火葬場に向けて出発します。
2.火葬場へ到着
火葬場のスタッフへ火葬許可証を提出しましょう。火葬許可証の発行から提出まで葬儀社が一括で代行するケースが多いです。
3.納めの式
火葬炉の前へお棺を安置し、位牌と遺影を飾ります。僧侶が読経を行い、参列者は焼香をして故人と最後のお別れをしましょう。
4.火葬
お棺を火葬炉へ納めたら火葬が始まります。かかる時間は1~2時間ほどです。参列者は控室でお茶やお茶菓子をつまみながら待機します。
5.骨上げ
火葬のあとは拾骨室で骨上げをし、故人のお骨を骨壷や骨箱に移します。火葬場より埋葬許可証と骨壷を受け取り、完了です。
火葬に際しては、火葬場のスタッフや霊柩車などの運転手に心づけを渡しましょう。金額の相場はそれぞれに3~5千円程度です。
公営の火葬場では心づけの受け取りが禁止されているため、渡してはいけません。
火葬場へ向かう車の乗り方にも気をつけるポイントがあります。
まず霊柩車や寝台車に乗るのは、位牌を持った喪主と葬儀の担当者です。後続するハイヤーやマイクロバスには僧侶、遺影を持ったご遺族、故人と血縁の深い順に親族が乗車します。
なお、火葬場まで同行するのは親族までが基本です。友人や知人は遺族から要請がないかぎり参列を遠慮しましょう。
加納会館ではお通夜からお葬式まで、葬儀に関するご相談をいつでも承っています。
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