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お通夜での数珠の正しい選び方とマナー|宗派別・男女別の違いも解説

10-3お通夜での数珠の正しい選び方とマナー|宗派別・男女別の違いも解説


お通夜に参列する際、数珠は故人を偲ぶ気持ちを形にする大切な仏具です。しかし「宗派が分からない」「どんな数珠を用意すればよいのか分からない」と迷う方も少なくありません。この記事では、数珠を持つ意味や選び方、宗派や男女による違い、そして貸し借りを避けるべき理由まで、丁寧に解説します。落ち着いた心でお通夜に臨むための基本を確認しましょう。




お通夜で数珠は必要?持参する意味と基本マナー

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お通夜に参列する際、数珠は故人を敬い、自身の心を整えるための大切な仏具です。多くの宗派で共通して用いられるため、お通夜では数珠を持参するのが一般的な礼儀とされています。ここでは、数珠を持つ意味と、なぜ必要とされるのかを分かりやすく解説します。

お通夜に数珠を持つ意味と必要性

数珠は、念仏や読経の際に手に掛けて使う仏具であり、故人を偲び、心を落ち着けて祈るための道具です。珠の一つひとつには煩悩を鎮める意味が込められ、手に取ることで気持ちを整え、静かな心で合掌することができます。

お通夜は厳粛な場であり、宗派を問わず、数珠を持つことで故人への敬意を示すことができます。信仰心の有無に関わらず、「静かに祈る姿勢を表す仏具」として数珠を携えることは、参列者としての基本的な礼節です。

数珠を持つ主な理由は次のとおりです。

  • 故人への感謝と祈りの気持ちを形にできる

  • 心を落ち着かせ、静かに弔意を示せる

  • 宗派を問わず礼を尽くせる

数珠を持つことで、手を合わせる所作が自然に整い、気持ちも静まります。形式的な作法というよりも、故人を思う心を表す礼儀のひとつとして受け止めると良いでしょう。

なお、急なお知らせなどで数珠を用意できなかった場合でも、慌てる必要はありません。静かに合掌し、故人を思う気持ちを込めて祈ることが、最も大切な弔意の表し方です。





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数珠の種類と選び方|宗派・男女別・素材の違い


お通夜で使う数珠にはいくつかの種類があり、宗派や性別によって形や印象に違いがあります。ただし、参列者としては宗派を問わず、心を込めて手に取ることが最も大切です。ここでは、数珠の基本的な種類と、宗派・男女別・素材の選び方を分かりやすくまとめます。

本式数珠と略式数珠の違い

数珠は大きく分けて、「本式数珠」と「略式数珠(片手数珠)」の2種類があります。
本式数珠は宗派ごとに珠の数や形が定められている正式な数珠で、僧侶や信仰を持つ方が使用することが多い形式です。たとえば、真言宗は108珠の二重数珠、浄土真宗では二連の輪に親玉と房をつける「門徒数珠」など、それぞれの宗派に特徴があります。宗派の教えに基づいて作られているため、信仰を重んじる方は宗派に合わせて選ぶと良いでしょう。

一方で、一般の参列者が使うのは略式数珠が主流です。珠の数は30〜40個程度と少なく、宗派を問わず使用できる汎用的な形をしています。片手に掛けて使うため扱いやすく、男女別のサイズやデザインも豊富です。
宗派が分からない場合や初めてお通夜に参列する場合でも、略式数珠を持参すれば失礼にあたることはありません。今後の法要や葬儀にも使えるため、一つ用意しておくと安心です。

宗派別・男女別・素材の選び方

数珠は宗派や性別によって形や印象が異なりますが、どの形式を選ぶ場合も「落ち着いた色合いで清潔感のあるもの」を基本に選ぶと安心です。

宗派ごとの特徴(代表的な例)

宗派名

特徴

真言宗

108珠で二重の輪、合掌時に両手で持つ形式が多い

浄土真宗

二連の輪に親玉と房を付けた門徒数珠

浄土宗

二重数珠を使い、両手で合わせる形が一般的

曹洞宗・臨済宗

片手で使う一連の数珠を用いることが多い

日蓮宗

108珠で房に飾り玉を付ける形式が見られる

宗派が分からない場合や、複数の宗派の葬儀に参列する場合は、どの宗派にも使える略式数珠を選ぶのが無難です。

男女別の違い

性別

特徴

男性用

珠がやや大きめ(約10〜12mm)。黒檀・紫檀など落ち着いた木製が多い。

女性用

珠が小ぶり(約6〜8mm)。水晶や翡翠など淡い色合いのものが多く、上品な印象。

これらはあくまで一般的な傾向であり、宗派や年齢によっても好みが分かれます。どちらも派手な装飾は避け、控えめで品位のあるものを選ぶと安心です。

素材の選び方

数珠の素材は、見た目だけでなく手触りや意味合いにも違いがあります。

  • 木製(黒檀・紫檀など):温かみがあり、最も一般的。落ち着いた印象で長く使える。

  • 石製(水晶・翡翠・瑪瑙など):清らかさや永遠を象徴し、上品な印象を与える。

  • 樹脂製・プラスチック製:軽く扱いやすいが、光沢が強すぎない落ち着いた色合いを選ぶ。

素材に迷ったときは、控えめで落ち着いた色味を基準に選ぶと間違いありません。数珠は装飾品ではなく、故人に祈りを捧げるための仏具です。どの素材を選ぶ場合も、清らかな気持ちで手に取ることが大切です。




お通夜での数珠の扱い方と正しい使い方


お通夜では、数珠の扱い方によって参列時の印象が大きく変わります。数珠は、故人を敬い、自身の心を整えるための大切な仏具です。正しい持ち方や扱い方を知っておくことで、落ち着いた所作で参列でき、ご家族に対しても丁寧な印象を与えることができます。

合掌・焼香の際の持ち方

お通夜で数珠を使う場面は、主に合掌と焼香のときです。数珠は左手に掛けて持つのが一般的で、左手は「清らかさ」を象徴するとされています。合掌の際は、両手の親指の外側に数珠を軽く掛け、指の間に通すようにして静かに手を合わせます。強く握ったり、音を立てて動かしたりしないように注意しましょう。

焼香を行う際は、左手に数珠を掛けたまま右手で抹香をつまみ、静かに香炉にくべます。その後、両手を合わせて一礼します。数珠を机の上や椅子に置くのは避け、常に両手または左手で丁寧に持ちます。宗派によって細かな所作が異なる場合もありますが、心を込めて静かに祈る姿勢が何よりの礼儀です。




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扱いで注意すべきマナー

数珠は日常で使うものではないため、扱い方を誤ると意図せず失礼に見えてしまうことがあります。お通夜では、次のような点に気をつけて扱いましょう。

  • 数珠は床や椅子の上に直接置かない

  • バッグやポケットの中に無造作に入れない

  • 強く引っ張ったり、不用意に手で動かしたりしない

  • 会話中に手に持ったまま振る、音を立てる動作をしない

持ち歩く際は、数珠袋や袱紗(ふくさ)に入れて清潔に保つと丁寧な印象になります。使用後は房を整えてから収納すると、長く美しく使えます。また、数珠は個人の信仰を表す仏具であるため、人から借りたり貸したりするのは避けるのが望ましいとされています。扱いに心を配ることで、自然と落ち着いた所作となり、静かな弔意を穏やかに伝えることができます。


数珠を貸し借りしてはいけない理由と代替対応

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お通夜に参列する際、数珠を持っていないときに「借りてもよいのか」と迷う方もいらっしゃるかもしれません。数珠は単なる持ち物ではなく、個人の祈りや信仰の心を込めるための仏具です。そのため、一般的には他人との貸し借りは控えるのが礼儀とされています。ここでは、数珠を貸し借りしない理由と、持っていない場合の丁寧な対応方法を紹介します。

貸し借りが避けられる理由

数珠は、念仏や読経の際に心を整えるための仏具であり、持ち主の信仰や祈りの心が込められたものです。そのため、他人から借りたり貸したりすることは、信仰の対象を共有することになり、仏具としての本来の意味を損なうおそれがあります。

また、宗派や地域によって数珠の形や使い方が異なるため、誤った扱い方をしてしまう可能性もあります。礼儀の面からも、数珠は「自分の心を整えるための道具」とされており、他人のものを使うことは控えるのが望ましいとされています。

数珠の貸し借りを避ける主な理由には、次のようなものがあります。

  • 個人の信仰や祈りの心が込められた仏具であるため

  • 宗派によって形や作法が異なるため

  • 仏具としての意味を損なうおそれがあるため

多くの仏具店や葬儀社でも、「数珠の貸し借りは控えるのが望ましい」と案内されており、たとえ親しい間柄であっても、自分の数珠を持つことが丁寧な礼儀といえます。

持っていない場合の対応策

急なお通夜などで数珠を用意できなかった場合でも、無理に借りる必要はありません。 お通夜では、数珠がなくても静かに合掌して手を合わせることで、十分に弔意を表すことができます。形式よりも、故人を思う気持ちを丁寧に示すことが何より大切です。

今後のために数珠を準備する場合は、宗派を問わず使える略式数珠を一つ持っておくと安心です。男女兼用で落ち着いた色合いのものを選べば、葬儀や法要など幅広い場面で使用できます。
また、一部の仏具店や葬儀社では、当日に購入できる数珠を扱っている場合もあります。慌てずに現地で相談してみるのも一つの方法です。

数珠を持っていないことが必ずしも失礼になるわけではありません。大切なのは、静かな姿勢で故人を思い、心を込めて手を合わせることです。たとえ数珠がなくても、誠実な祈りの姿勢こそが最も敬意のある弔いとなります。



まとめ


お通夜での数珠は、故人を敬い、静かに祈りを捧げるための大切な仏具です。宗派を問わず持参するのが一般的な礼儀とされ、手に取ることで心が整い、落ち着いた所作で弔意を示すことができます。
数珠の種類や素材にはさまざまな違いがありますが、最も大切なのは形式よりも故人を思う気持ちです。たとえ数珠が手元になくても、静かに手を合わせる姿勢そのものが敬意を表す行為となります。
心を込めて数珠を扱い、真摯な気持ちでお通夜に臨むことが、故人への何よりの供養となるでしょう。



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